見てない人は、とりあえず♯1を視聴してみてください。
勉強になりましたので、忘れないうちにメモしておきます。
双極は、一般的に躁うつ病って言われています。
双極の勉強になる本は無い!?
本を読んで理論を勉強することは、地図を読み込んで大体の目的地までのルートを考えることに似ています。
西川先生が、双極の治療に関する認知行動療法でおすすめしたい本としては、「ピンとくるものは無かった」とおっしゃっていたのが衝撃的でした。
日本人の認知行動療法家が、双極の勉強をするとき、ほとんどの人が日本で出版された本を読んで勉強されると思います。
しかし、「ピンとくるものは無かった」ということは、大部分で本を読んでもアテにならないということを言っているように感じました。
つまり、その地図がアテにならないということは、伊能忠敬のように自分で地図を作るしかないってことなのかと思いました(笑)
西川先生の方法
そのように参考になる本が無いなかで挙げられた、西川先生の貴重な治療方法としては、気分が高まっているときに何かできるようになるというよりも、気分が落ちているときに何かできるようにするという方法でした。
双極の人の中には、気分が落ち込んでいるときにやりたくてもやれなかったことを、不良債権の回収みたいに気分が高いときに一気に片付けようとするそうです。
双極の人にとって、躁になるって、マリオに例えられていましたが、スターを取って無敵状態の感覚なのだそうです。
しかも、偶発的な無敵状態。
そして、突拍子もない行動によって、十中八九問題がこじれるようです。
しかし、気分が落ち込んでいるときでもやりたいことがやれるようになれば、不良債権がない状態になります。
そうすることで、気分が高いときの意味を無くしてしまうということのようです。
別の言い方をすると、気分の波を小さくするということだと感じました。
ゲストの話
ゲストが、なんと双極の当事者で、公認心理師の先生でした。
松浦先生という名前だそうで、私は存じていませんでした。
その先生曰く、生活リズムはつねに一定にしておくことが重要とのことです。
睡眠時間、食事時間などなど。
そうすることで、気分の波をある程度コントロールできるようです。
疲労感と気分の波は関係すると思いますので、そのあたりの影響なのかもしれませんね。
家族への心理教育は大切!!
あと、松浦先生がおっしゃっていたのが、家族に双極の情報を伝えることが重要だそうです。
これは、双極に限らず、他の病気でもそうですけど(笑)
伝える際は、自分が双極の当事者という強みを生かして、自分の経験を家族に伝えるようです。
そうすることで、家族同士だと距離が近すぎて見えなかったところが、理解できるようになるのだそうです。
やはり、第三者を交えて話し合うというのは大切だと感じました。
双極の人は、うつの状態から軽躁ぐらいになると回復したと思って、治療やカウンセリングを中断しやすいようです。
そして、再びうつになって再び来られるという。
この辺りは、事前に心理教育が必要だと感じました。
コメント